羊の部屋
特に英語を話したり、書いたりする時のコツ
第１章
コツその1
「言わなくてもいいだろう」は一度忘れましょう。
英語で話したり、書いたりする時にまずおススメしたいのは、日本語の「ここまで言わなくていいだろう」という基準を一度忘れる、という事です。
「言わぬが花」という諺にもあるように、私達の国日本では「はっきり言わない方が趣がある」という考え方があります。
「こんなくだらないことを他人様に言っても」という考え方もあり、「言葉で表現する」という事を少しレベルの低い行いかのように捉える傾向があるように思われます。
日本人として、言葉よりも行いを重要視したり、言葉にせずとも伝わる思いやりや気遣い等に美しさを感じる感性、私も素晴らしいと思います。
しかし、その感性を一度忘れましょう、というのが私のお勧めです。
日本語の「3倍ぐらい言葉で表現する」ことを原則にしても良いかも知れない。
昨日会った人に、
How are you doing, Tom?
家族が学校や会社に行こうと、家を出る度に
Have a good day!
I will.
電話での会話が終わる度に、
I love you, Cathy!
I love you, too!
なんで毎日毎日、
"How are you doing?"
"I love you."?
私が元気かどうかなんて、見ればわかるでしょう？
私があなたを愛していることなど、一緒にいるんだからわかってくれてるでしょう？
そう思いますよね？
分かります。
その気持ち。
でも考えましょう。
どちらが良いか悪いか、という議論は別にして、相手はそういう文化を持っているのだ、という事を。
昨日まであなたが元気だったのは知っています。
でも今日はどうですか？
これまで私はあなたを愛してきました。
でも今日もまた確認させてください。
あなたを愛していると。
そういう
How are you doing?
I love you.
だということを。
英語で色々な事を表現する時に、是非おススメしたい。
表現しすぎ、ぐらいに表現することを。
これが私がまず第一にお勧めしたいコツの一つです。
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